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2023新入生【東都大学】

国学院大に新風を吹かせる左腕・冨田遼弥&遊撃手・赤堀颯

 

144キロ左腕・冨田[左]、ガッツあふれる遊撃手の赤堀[右]は甲子園での実績は十分。1日も早く戦力になるべく、懸命に汗を流す[写真=BBM]


大学頂点を見据える高い意識レベル


 昨春のセンバツ1回戦。鳴門高の冨田遼弥は優勝した大阪桐蔭高を相手に3失点の力投を見せた。チームは1対3で惜敗も「インコースを攻めきれたら、全国でも通用することが分かった。コントロールにも自信がつきました」と、手応えをつかんだ。最速144キロの真っすぐをコーナーに集め、得意のスライダーを軸に、カーブでカウントを整え、追い込んでからはフォークもある。完成度の高い投球に、NPBスカウトから高評価を得た。2季連続出場を遂げた夏の甲子園は、近江高(滋賀)との1回戦で敗退。冨田は7回8失点で、山田陽翔(現西武)とのエース対決に屈した(2対8)。2度の全国舞台で、チームを勝利へ導くことはできなかった。

「相手が相当、研究してきたのが分かりました。大学野球は毎シーズン、同じ対戦校ですので、相手の対策を上回る投球をしないといけない」

 2年秋の段階で進学に固めていた。

「鳥山(鳥山泰孝)監督とも話をさせていただき、大学卒業後に社会へ出ていく上で、人として成長できる環境だと思いました。自分で考える練習が多い。こうした思考力は、将来的に大切になります。大学4年間で、人間力をつけていきたいと思いました」

 国学院大では・・・

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