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東京六大学

安打製造機・宗山塁(明大)が言動で示す「上級生」の自覚

 


「苦悩」の先に見えた「進化」


 13打数1安打。明大の不動の「三番・遊撃」を担う宗山塁(3年)は、今春開幕の東大1回戦からの3試合で本来の打撃ができずにいた。2年秋までの安打数は61。東京六大学最多の通算131安打を記録した明大・高山俊(現阪神)は、2年秋までに62安打だった。記録更新への期待がかかるからこそ、打率.077がクローズアップされてしまう立場にある。

 そんな中で、宗山は「結果が出ない要因を見つけて、早く直そう」と、練習で修正点を探っていった。

「焦りは少しありましたが、そこまで悲観的にはなっていませんでした。打ち続けていると、『これでいいか』となってしまいます。打てていないから、危機感を持って、どうすべきかを考えることができるので」。そう語った柔らかな表情から、かえって宗山のストイックさが感じられた。

 ボールをできるだけ引きつけて打つのが、宗山の打撃だ。だが、開幕当初は自分から球を追いかけるような形になって、凡退していた。そこで・・・

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