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東都大学

2年生大器・市川祐(日大)防御率0点台の安定感の秘密

 

関東一高の3年時にはプロ志望届提出も指名漏れ。日大では今春から主戦で4勝をマークして、一部残留に貢献した[写真=矢野寿明]


大混戦抜け出し一部残留「勝ち点3」の立役者


 過去23度のリーグ優勝、3度の大学日本一(全日本大学選手権2度、明治神宮大会1度)を誇る東都の名門・日大だが、京田陽太(現DeNA)、上川畑大悟(現日本ハム)らを擁した2016年秋を最後に、優勝から遠ざかっている。17年秋には入れ替え戦に敗れ二部降格を喫し、21年秋に一部復帰を果たしてからも3季連続5位と上位浮上できずにいた。

 今春のリーグ戦、日大は6勝5敗、勝ち点3の成績で2位に躍進した。日大が一部で勝ち点3以上を挙げたのは優勝した16年秋以来のこと。その原動力となったのが右腕・市川祐(2年・関東一高)だ。7試合に登板し4勝1敗、47回2/3を投げ34奪三振、与四死球7、自責点5、防御率0.94と見事な成績を残した。

 ゆったりとしたフォームから・・・

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