週刊ベースボールONLINE

第94回都市対抗野球大会

「0対1」から見えた次なる挑戦 新指揮官の下で東京ガスが「逆襲」へ再スタート

 

東京ガスはJR四国との都市対抗1回戦で延長タイブレーク11回サヨナラ負けした[写真=田中慎一郎]


 東京ガス(東京都)が都市対抗で悲願の初優勝を飾ったのは2021年。昨年も準優勝と充実期を迎えたチームで、今季から指揮を執るのが松田孝仁監督(関大)だ。捕手出身の松田監督はコーチからの昇格で「立場は変わりましたが山口太輔前監督(慶大)と一緒にチームを作ってきたこともあって180度、方針を変えるものはありませんでした。好球必打で積極的にスイングしていくスタイルなど、良いところはさらに伸ばしていくようにしています」と話す。

 主将の笹川晃平(東洋大)も「少し雰囲気が変わったかなというくらい。やろうとしていることは同じです」とスムーズに移行できた。しかし、今季は4月から5月にかけてオープン戦で9連敗。都市対抗東京地区二次予選の1回戦(対NTT東日本)では7回表を終えて7対2とリードしながら、残り3イニングで追いつかれると延長10回裏、タイブレークでサヨナラ負け(7対8)。チーム状態はどん底にあった。

 だが、復調への兆しは見えていた。「負けが混んでいるときは・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

アマチュア野球情報最前線

アマチュア野球情報最前線

アマチュア野球取材班、ベースボールライターによる、高校・大学・社会人野球の読み物。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング