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第96回選抜高校野球大会

21世紀枠・別海高が掲げる目標は「全国優勝」

 

別海高は21世紀枠で春夏を通じて甲子園初出場。選手16人の全員野球で、甲子園での快進撃を誓う[写真=斎藤寿子]


「守り勝つ野球」で誓う旋風


 21世紀枠で春夏を通じて、甲子園史上最東端からのセンバツ出場を決めた別海高(北海道)。人口の8倍の乳牛が飼育され、日本一の生乳生産量を誇る。

「この小さな町の小さな学校の小さな子どもたちが、本当にでっかい夢を叶えてくれた。そんな子どもたちには『おめでとう』よりもまずは『ありがとう』と伝えたい」

 そう語る島影隆啓監督は別海町出身。町民に請われて故郷の監督に就任したのは、2016年。部員4人からのスタートだったが「当時から町民の皆さんが応援してくれた」と言い、甲子園出場は町の悲願でもあった。

 4年ぶり3回目の出場となった昨秋の北海道大会で4強。部員は出場校のなかで最少の16人ながら快進撃を見せた。原動力は・・・

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