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日産自動車九州、15年ぶり「復活」の背景 クラブチームから企業チームへ環境激変で目指すは都市対抗出場

 

日産自動車九州は新体制を発表。写真左から東俊明部長、合田有希主将、植山文彦監督、原周嗣投手、小川正洋ヘッドコーチ[写真=前田泰子]


 社会人野球チーム「日産自動車九州」の名前が15年ぶりに復活した。日産自動車九州は1986年に発足。都市対抗野球6回、日本選手権に9回出場し、どちらもベスト8が最高成績だ。金田政彦(元オリックス)、藤井将雄(元ダイエー・故人)らを輩出した九州のトップチームだった。だが、経済悪化による本社の業績不振から2009年を最後に休部。チームの消滅を憂いた野球部関係者と「地元の野球の灯を消すな」と本拠地の福岡県苅田町が協力して「苅田ビクトリーズ」を立ち上げ、クラブチームとして存続してきた。

 15年からチームを率い、引き続き監督を務める植山文彦監督(中津工高)はOB。「最初に野球部の休部を聞かされたときはとにかくショックで悲しかった。クラブチームとして活動をしていたときも・・・

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