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第78回JABA東京スポニチ大会

「3度目の正直」目指す156キロ右腕 モデルチェンジに挑む古屋敷匠眞(セガサミー)の新たなスタイル

 

JABA東京スポニチ大会では日本製鉄鹿島との予選リーグで先発。7回途中無失点で、決勝トーナメント進出へ貢献した[写真=田中慎一郎]


 セガサミー・古屋敷匠眞(法大)は青森・八戸工大一高時代から150キロを超えるストレートを武器に、東北の豪腕として名を馳(は)せてきた。剛速球の秘訣はフォームにある。「足を上げて体重移動し、前へ並進していくときに軸足を強く蹴って、斜め45度の上向きに力を向けます。左足を着地するときは逆に後ろへ力を受けるように強く地面につき、反発する力をもらってその反動でドンと投げています」。法大では3年春にリーグ戦デビューを果たすと、東京六大学通算で13試合に登板。プロ志望届を提出するも無念の指名漏れとなった。

 セガサミーではドラフト解禁となった昨年の都市対抗1回戦(対三菱自動車岡崎)で150キロ台を連発。自己最速156キロも計測したが、集中打を浴びて4失点。またもドラフト会議で古屋敷の名前が呼ばれることはなかった。古屋敷は「社会人になって1年目は全然ダメだったんですが、2年目は自分にとって良いシーズンだったんです。だから、プロへ行けなくて悔しさはありましたが、そこまで落ち込むこともなかったんです」と振り返る。

真っすぐを生かす変化球


 2024年の新シーズンを迎えて古屋敷は・・・

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