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JABA静岡大会、四国大会

常勝復活へ NTT東日本が弾みつける静岡大会V 四国大会はJR西日本が優勝 5戦6本塁打と打線充実

 

入社2年目のNTT東日本・道原がJABA静岡大会で首位打者に輝いた[写真=福地和男]


 JABA静岡大会が4月3日から8日まで行われ、NTT東日本が35大会ぶり3度目の優勝を遂げた。NTT東日本は今秋に開催予定の社会人日本選手権の出場権(2大会ぶり18回目)を得た。

 予選Dブロックで3連勝。昨年の都市対抗覇者・トヨタ自動車との準決勝では1回表、ルーキーの石井巧(中大)が先制本塁打を放ち、主導権を握ると、先発の上出拓真(国学院大)が7回無失点、8回からは実績十分の堀誠(立正大)が締めた。ヤマハとの決勝は2年目左腕・長久保滉成(仙台大)が6回無失点と試合をつくり、最高殊勲選手賞。なお、準決勝で貴重なソロを放つなど、一番打者としてけん引した道原慧が首位打者賞(打率.467)を獲得。NTT東日本は昨年、都市対抗、日本選手権と二大大会出場を逃しており、強豪復権へ弾みをつける優勝となった。

 JABA四国大会は4月4日から9日までレグザムボールパーク丸亀などで行われ、JR西日本が初優勝。社会人日本選手権に2大会ぶり9回目の出場を決めた。左腕・花村凌(大商大)は東芝との予選リーグ、JR四国との準決勝、王子との決勝で勝利投手となり、最高殊勲選手賞を受賞。大会5試合で6本塁打と打線が活発。一番・遊撃の杉本涼(近大工学部)が20打数10安打の打率.500で首位打者賞を受賞している。

JABA四国大会を制したJR西日本は左腕・花村が最高殊勲選手賞に輝いた[写真=田中慎一郎]



◆第70回JABA静岡大会結果


◆第52回JABA四国大会結果
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