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第74回全日本大学野球選手権大会

東北福祉大が7年ぶり4度目V プライド胸に東北の雄が王者復権

 

東北福祉大・山路監督は2004年以来、2度目の頂点。前回優勝の18年は総監督で、23年に復帰し、母校を頂点へ導いた[写真=矢野寿明]


合言葉は「下を向くな」


 全国27連盟の代表校が日本一を争う第74回全日本大学選手権大会の決勝が6月15日、神宮球場で行われ、東北福祉大(仙台六大学)が8対1で福井工大(北陸)を下して優勝。7年ぶり4度目の優勝を遂げ、山路哲生監督は「ここまで来られるとは正直、思っていませんでしたが、頼もしい選手たちでした」と称えた。

 東北福祉大は大学野球界を長らくけん引し、1989年春から2005年秋まで34季連続での仙台六大学リーグ優勝。だが、常勝軍団も近年は仙台大の台頭により、秋の明治神宮大会を含め5季連続で全国舞台を逃していた。山路監督は「3、4年生は全国大会に出たいという気持ちが強かった。そのなかで選手たちに全国へ出るためには何が必要なのかを話し合わせ、キャッチボールやバントをきっちりとやり、アウトにできる打球はアウトにする。プレー以外の面でもグラウンドでは歩かないといった基本から徹底してきました」と振り返る。

 指揮官が常々、選手たちに言い聞かせていたのが「下を向くな」という言葉だ。「下を向いている選手が本当に多かったんです。でも、下を向いていても何も起こらない。野球は『今』の連続で、今はダメでも次へ向かわないといけませんから『もっと気持ちを上げて、上を向いていこう』と。その思いに選手たちが応えてくれました」。遊撃手の新保茉良(4年・瀬戸内高)は「下を向くなと言われ続けたことで、ダメだったら次へ切り替えるという考えがチームで統一され、ベンチの雰囲気にもつながっていきました」と話す。

 さらには山路監督の・・・

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