7月8〜13日、北海道、新潟、東京で行われた第45回日米大学野球選手権大会では、侍ジャパン大学日本代表がアメリカ大学代表に5連勝し、3大会連続21度目の優勝を決めた。大会3連覇は史上初。5連勝での完全優勝は、2004年の第33回大会以来、3度目となる。昨年夏のチェコ、オランダでの国際大会に続いて大学日本代表を率いた堀井哲也監督(慶大監督)は、侍戦士たちの手によって神宮の杜を舞った。 取材・文=小川誠志 
日本は3大会連続での優勝。堀井監督は東京六大学で慣れ親しんだ神宮の杜を舞った
流れを呼ぶ先発2人の好投
エスコンフィールドHOKKAIDOで行われた開幕戦は、投打がかみ合った日本が快勝。3回、二死一、三塁から四番・立石正広(創価大4年・高川学園高)の内野ゴロが相手の失策を誘い日本が先制。さらに小島大河(明大4年・東海大相模高)の中前適時打などでこの回計3得点。5回には小田康一郎(青学大4年・中京高)の大会第1号本塁打となる右翼へのソロなどで2点、6回にも1点を追加した。守っては先発・
伊藤樹(早大4年・仙台育英高)がテンポよく6回4安打1失点と好投。
鈴木泰成(青学大3年・東海大菅生高)、毛利海大(明大4年・福岡大大濠高)、佐藤幻瑛(仙台大3年・柏木農高)が7、8、9回をそれぞれ三者凡退に斬って取るパーフェクトリレーで白星スタートを切った。
第2戦は中盤の猛攻でアメリカを圧倒。3回、榊原七斗(明大3年・報徳学園高)の中越え適時二塁打などで2点を先取。4回には榊原の3ランなどで4点、5回にも2点を加え突き放した。守っては先発・
中西聖輝(青学大4年・智弁和歌山高)が6回3安打1失点とゲームをつくり、救援3投手も終盤3イニングをそれぞれ無失点に抑え、連勝で王手をかけた。この日3安打4打点の大暴れだった榊原は「チームのためにいい場面で打てたので、素直にうれしいです。また新しい気持ちで次の試合に臨みたい」と笑顔で語った。
3連勝Vでも胴上げ固辞
HARD OFF ECOスタジアム新潟での第3戦は・・・
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