今季参入した新球団・茨城の開幕投手を務めた小沼健太(東総工高)の成長が著しい。

　189センチの長身から投げ下ろす最速146キロの直球とカーブ、今季習得したカットボールを武器に、開幕戦の栃木戦では7回まで1失点の好投。だが8回に3失点し敗戦投手に。しかし、4月27日の栃木戦では9回を6安打、6奪三振、無失点で初の完封勝利を挙げた。

「オフにウエート・トレーニングを重ね、最速は去年と同じだが、常時140キロ台の直球を投げることができるようになった。長いイニングを任せてもらえるので、先発として手応えを感じている」

　高卒後、武蔵に入団し、昨季までの2年間で6勝を挙げたが、その潜在能力からすれば結果はいま一つ。

「練習も先輩についていく感じで、自分から何かしようという気持ちに欠けていた」と振り返る小沼に、突然・・・