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6.20開幕!シーズンの行方を左右する隣接県対決/BCLリポート

 

20日に開幕するBCL。写真は必勝祈願を行う新潟の選手たち


 BCLの開幕日、6月20日がやってきた。新型コロナウイルスの影響で当初の予定が変わり、12チームが3地区6グループに分かれてリーグ戦を行う。リーグ戦は各チーム60試合で、10月11日に最終戦を迎える予定。リーグは6月中の公式戦日程を発表し、7月以降は決まり次第、順次発表していく。

 観客の有無については、富山のみ6月20日の開幕戦から入場者の上限を1000人として観客ありで試合を開催する。入場の際には観客の検温を実施し、マスク着用を義務づける。そのほかの11球団は当面観客なしで公式戦を開催する。

 また今季のプレーオフの概要も発表された。まず6グループの最も勝率が高かったチームが、10月17日に地区優勝をかけて地区チャンピオンシップ1試合を戦う。その後、地区優勝の3チームとワイルドカード1チーム(地区敗退3チームのうち1チーム)の計4チームでトーナメントを行い、21日に準決勝、25日に決勝を実施し、20年シーズンのBCLチャンピオンを決める。

隣接県対決の行方は


 今季は3地区6グループ制で、同じグループの隣接県チーム同士が全60試合の3分の2にあたる40試合を戦う。すなわち、隣接県チームとの勝敗がそのままシーズンの行方を左右する。

 東地区Aグループは創設2季目で戦力の整ってきた茨城と昨季リーグ優勝で投打に充実の栃木が戦う。Bグループは昨季投打の中心選手2人がNPB入りした埼玉武蔵と今季新加入で注目を集める神奈川による争いとなる。

 中地区Cグループはともに投手力が高い福島と新潟の激突。Dグループは新指揮官の下で新たなチーム作りが楽しみな群馬と昨季の地区優勝チームで投打にまとまる信濃の対戦となる。

 西地区Eグループはリーグ創設時からのライバルである富山と石川が新監督の下で再スタートを切る。Fグループはともに新チーム名となった福井と滋賀が運営面でも新機軸を打ち出しながら新たなファン開拓も競い合う。

 リーグの村山哲二代表は「何としても選手たちにプレーする環境を、そして応援してくれるファンに試合を届けたい、という思いで議論を重ねた。感謝の気持ちを持ってシーズンに臨みたい」と決意を表している。

[リポート/岡田浩人]
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