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【惜別球人】愛媛・真山/四国ILリポート

 

昨季限りで現役引退を決めた真山[写真=愛媛マンダリンパイレーツ]


 2020年10月25日(宇和島市)、愛媛は最終戦を、劇的なサヨナラ勝ちで締めくくった。スタンドのファンに向けた最後のあいさつで、真山勝範主将(大阪教育大)が声を詰まらせる。

 最後のミーティングでは、引退する選手たちが泣いていた。普段、あまり感情を表に出さない選手も涙を流している。それがうれしかった。主将は一言、「みんなと野球できて、良かったです」とだけ言った。

 2月に愛媛の合同自主トレを取材した際、3年目となる今季をラストシーズンにすること。最後は自分がチームを引っ張りたい。だから主将に立候補したことを教えてくれた。

「ここで『もう、やることはやった』っていう1年にしたいです」

 大学4年の秋(16年)、四国リーグ、BCリーグのトライアウトに失敗している。だが・・・

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