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「運命の日」を待つ韋駄天/四国ILリポート

 

10月2日、JR四国戦で本塁に生還し、ハイタッチを交わす徳島・村川[写真=佐藤友美]


 ドラフト6日前、徳島のドラフト候補、村川凪外野手(四日市大)は、大きな不安の真っ只中にいた。

「寝る前はよく考えます、毎日。僕も初めての経験なので。調査書をもらうことも初めてですし……」

 40盗塁でタイトルを獲得した韋駄天(いだてん)に、6球団から調査書が届いていた。

 最後のアピールの場となったのは10月2日、JR四国との交流戦(徳島市)だった。一番・中堅手として出場している。

 若い選手を中心に先発メンバーが組まれた。今季、レギュラーとして活躍した野手は、村川を含め5人しかいない。自身のアピールよりも、やらなくてはいけないことがあった。

「(レギュラーで)出ていたメンバーが、試合を引っ張らないとなっていう気持ちはありました」

 すでに緊張のピークは過ぎている。それが最も大きかったのは・・・

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