宮崎の地で見た一軍戦士たち。自分も肩を並べて立つため、常にもがいて前へと進む。
リポート=高田博史

「争いに食い込んでいきたい」

　オリックスから育成5位で指名された愛媛・河野聡太(西日本工大)が11月12日、ANAクラウンプラザホテル松山で仮契約交渉を行った。支度金300万円、年俸240万円(金額はいずれも推定)で合意に達している。背番号は後日発表される。

　交渉終了後に行われた記者会見には、オリックスから内匠政博スカウト、愛媛から薬師神績代表、弓岡敬二郎監督(阪急・オリックス)、河野の4人が出席し、河野の門出を祝っている。

　スローイングがいい。内匠スカウトが「チャンスは必ずある」と話す。

「彼自身のいまの姿というか。技術、パフォーマンスをまず見せてくれれば、それはアピールになると思います」

　ドラフトが終わってから2週間以上過ぎても、浮ついたようなところがまったくない。むしろ・・・