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堀内恒夫の多事正論

堀内恒夫コラム「スピードボールを投げられる逸材は投手として育てるべき」

 

 朝起きると、背中や腰が悲鳴を上げている。前日、野球教室でゲームをやって、マウンドにも立った。1回を3人で片付けた。「俺もまだまだ衰えていないな」と、ひそかに胸を張っていた翌朝、このざまだ。

 久々に現役時代を思い出した。これほどひどくはないが、若いころも完投した翌日、体がバリバリに張った。

 先発で投げない日は野手でスタメン出場という“二刀流生活”を本格的にスタートさせた日本ハムのルーキー大谷翔平君が、6月1日の交流戦、中日戦(札幌ドーム)で先発、プロ初勝利を挙げた。それまで打者としての彼は見ていた。柔らかいリストなど、打者としても非凡なモノを持っていることは分かっていたが、投手としても一流になれる素質を持っていることを見せつけた。デビュー戦では157キロを投げたが、速い球を投げられるというのは・・・

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堀内恒夫の多事正論

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レジェンド堀内恒夫の球界提言コラム。

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