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堀内恒夫の多事正論

堀内恒夫コラム「戦力均衡のためFAは『WIN-WIN』が原則。長野が人的補償で移籍するのも仕方がない」

 

長野には広島4連覇のために力を尽くしてもらいたい/写真=前島進


 2019年のスタートとなった前回、巨人へFA移籍した炭谷銀仁朗の人的補償で西武に移籍した内海哲也のことを書いたが、今回は長野久義だ。広島が丸佳浩の補償選手をなかなか決めていなかったが、年明け早々、ベテランの長野を予想外に指名してきた。

 当然、賛否両論が起きている。否定的な意見の代表は「なぜ生え抜きの、チームの精神的な支柱でもあるベテラン選手をプロテクトしないのか」という疑問だろう。そういう考えをマスコミに発表している巨人OBもいる。

 その気持ちは分からないではない。しかし、例えば将来性のある若い選手をプロテクトから外していて、他球団に獲られていたら、彼らはどう反応しただろう。どちらにせよ、すぐに結論が出る話ではなく、賛否両論どちらの意見にも理由がある。

 FA制度は一方のチームだけが・・・

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レジェンド堀内恒夫の球界提言コラム。

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