社会人で素材開花。完成度の高い長身の即戦力右腕

都市対抗では2年続けて決勝で涙をのんだが、エースとしての活躍ぶりを見せた。球速よりも球の質、精度で勝負するレベルの高い投手。完成度も高く、即戦力投手としての評価が固まりつつある。単独1位も十分に考えられる魅力ある大型右腕である。

【投球フォーム=9.5点】
　191センチという大柄な体格でありながら、自らの体全体のバランスを熟知しており、その長身を使いこなすフォームがすでに出来上がっていると言えそうだ。大柄だとどうしてもフォームがギクシャクしてしまい、上半身の力頼みで投げてしまいがちだが、吉田の場合はJR東日本に入社してからバランスの良いフォーム作りに取り組んでおり、その成果が出ている印象である。軸足にしっかり体重が乗り、そのためバランス良く軸を作ることができ、下半身から上半身へと連動した良いフォームとなっている。球速が出なくてもコースにしっかりと投球することができれば、簡単に打たれることはないだろう。

【ストレート=9.0点】
　ストレートの最速は148キロであるが・・・