フォーム完成で大化けの可能性秘める社会人屈指の右腕 吉田一将(JR東日本)、東明大貴(富士重工業)とともに社会人右腕トップ3を形成しているのが最速151キロの球を持つ浦野博司(セガサミー)である。まだまだ目立つ粗削りな部分は、豊富な伸びしろとしてもとらえることができる。ドラフト1位候補として、今後も注視が必要な存在である。 【投球フォーム=9.0点】 まだ完全に下半身を使いこなせておらず、上体が強いという印象がある。なぜかと言えば、ゆっくりと左足を引き上げるものの、着地時にそのつま先が三本間を向いてしまうからだ。これでは左ヒザが突っ張ってしまい、体重移動がスムーズにできているとは言えない。つま先が真っすぐに捕手方向へ向いた方が下半身移動をしやすい。上体の使い方、腕の振りはシャープで良い。だからこそ、前足の使い方を工夫して下半身移動に生かし、そこから腕の振りに生かしていきたい。
【ストレート=9.0点】 左足の着地に安定性を欠いているため、現時点では直球のストライク、ボールがはっきりとする傾向が見られる。ストレートの最速は大学4年時の神宮大会、亜大との2回戦でマークした151キロ。数字上のスピードはあるのだが・・・
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