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逸材発掘!ドラフト候補リサーチ2013

鈴木翔太[投手・聖隷クリストファー高]

 

天性の“投げる才能”持つ伸びしろ十分の右腕

強豪居並ぶ静岡県で、昨夏存在感を発揮した右腕がいる。
県大会4回戦で対戦した県内有数の歴史を持つ静岡高を相手に2安打1失点の完投勝利。
準決勝では延長14回を1失点と好投も、優勝した常葉橘高にサヨナラ負けを喫した。
聖隷クリストファー高のエース・鈴木翔太
183センチ71キロと細身だが、投じるストレートは伸びがあり、何よりその投球フォームは美しく見える。
最後の夏、そしてさらに上のレベルを目指して、右腕は鍛錬の冬を過ごしている。

ど真ん中には投げられない

 例えば、人は誰かにレクチャーを受けることなく「投げる」ことはで硬式野球ボールを150キロ近い速度で、さらに体に無理な負担をかけずに「うまく投げる」ことになると話は大きく変わってくる。

 野球というスポーツで投手のポジきる。「歩く」、「走る」、「食べる」と同じように、生まれながらにして本能的に備えたアクションの1つと言っていいだろう。

 しかし、それが重さ約150グラムの硬式野球ボールを150キロ近い速度で、さらに体に無理な負担をかけずに「うまく投げる」ことになると話は大きく変わってくる。

 野球というスポーツで投手のポジションを任された場合、そのために気が遠くなるほどの時間を費やし、練習に励む。高校、大学、そしてプロ野球、競技レベルにこそ違いはあるものの、そうやって、各チームの「エース」はつくられていく。

 だが、静岡・聖隷クリストファー高の右腕・鈴木翔太は・・・

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