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森繁和の投手考察

今週の考察対象/古谷拓哉[千葉ロッテ]

 

 32歳。チャンスはいつ、どんな形でやってくるか分からない。ロッテ古谷拓哉。大学、社会人を出て8年目となる左腕だ。直球は130キロ台後半。ただ、テークバックの小さいフォームで、球持ちが非常に良い。中日の大ベテラン・山本昌のように、力でねじ伏せるタイプではない。球持ちが良く、腕の振りも良いため、打者は手元で球速以上のスピードを感じる。だから差し込まれてしまう。逆に直球に合わせようとして早く始動すると、カットボールやツーシーム系のシュート、チェンジアップなどでタイミングを外されて泳がされる。スッとかわされてしまうのだ。

 6月26日のオリックス戦(京セラドーム)で、自身7年ぶりの先発登板。9回二死までノーヒットノーランという快投を演じた。そして7月14日に32歳の誕生日を迎え、同17日のソフトバンク戦(QVCマリン)から球宴を挟んで3連勝。チームは・・・

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森繁和の投手考察

森繁和の投手考察

中日投手陣をそのらつ腕でコーチとして支えた森繁和によるプロ野球投手診断。

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