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よく分かる!ルール教室 / 元日本野球規則委員 千葉功

エンゼルス・大谷翔平はどうなる?MLBで2020年から適用される二刀流に関するルールとは?

 

2020年シーズンからMLBでは、“二刀流”に関する新たなルールが加わると聞きました。どのようなルールなのでしょうか。また、エンゼルスの大谷翔平選手にも影響があるのでしょうか。

 メジャー・リーグ機構(MLB)とMLB選手会によって今季開幕前の3月に発表されたもので、全30球団も合意し、来季開幕から適用されるようです。

 MLBでは、これまで点差が大きく開いた試合などで、投手陣を休ませるために、野手がマウンドに上がることがありました。今季途中で引退したイチロー選手も2015年、マーリンズ時代に登板したことを記憶している方も多いと思います。

 今回の新ルールでは、まず選手の登録を「投手」と「野手」に明確に分けることで、これを規制する形となります。野手として登録された選手の登板は、延長もしくは、6点差以上の点差が開いた試合のみ可能となり、これまでのような起用ができなくなるわけです。

 では大谷翔平選手はどうなるのか。そこで新たに設けられた「Two-Way Player(二刀流選手)」です。

 発表内容によれば、来季、シーズン開始前もしくはメジャー初出場時に「投手」か「野手」かを登録し、シーズン中の変更は不可です。

 加えて、メジャーで20イニング以上を投げ、また20試合に野手として先発出場する(出場試合で3打席以上に立つ必要がある)ことが条件とされ、これをクリアすれば、「Two-Way Player」として認定され、以降の試合では投手、野手どちらのポジションでも出場が可能となります。

 ルールが適用される来季以降に、投手としても復帰する大谷選手の場合、まずは投手で登録し、20イニング以上登板、20試合に指名打者で出場した後、「Two-Way Player」として登録されることになりそうです。[文責=編集部]

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元日本野球規則委員・千葉功による野球ルールコラム。

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