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伊原春樹の野球の真髄

非常に素直でポジティブ、監督を務める資格も十分

 

 4月6日のヤクルト戦(神宮)でラミレス(DeNA)が外国人選手としては初の2000安打を達成した。遅ればせながら「おめでとう」という祝福の言葉を送りたい。私は2008年から3年間、巨人でヘッドコーチとしてラミレスと接したが、素晴らしい印象しか残っていない。

 非常に素直でポジティブ。ミスをしてもクヨクヨしないで、先頭に立ってチームを鼓舞する。例えば当時、坂本勇人は試合に出始めたばかりの若手であったが、結果が出なかった次の日には「ハヤト、キョウカラ、キョウカラ」と声をかけていた。

 さらに私が感心したのは、試合前練習のフリー打撃だ。1球たりとも手を抜かず、すべてフルスイングでスタンドにポンポンと打球を叩き込む。あるとき、その理由を本人に聞いてみると、次のように答えた・・・

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伊原春樹の野球の真髄

伊原春樹の野球の真髄

座右の銘は野球道。野球評論家として存在感を放つ伊原春樹の連載コラム。

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