今週はどうしても書きたいことが2点ばかりある。
まずはホームラン増の問題だ。いや、つまるところ、これは統一球の問題となるのだろう。2011年、それまでバラバラだったプロ野球公式球を1社に統一し、同時に国際試合増加を見越し、メジャー・リーグと同様に低反発なボールに変更された。そのため、ここ2年間は投高打低のシーズンが続いたが、今年は5月16日現在で1試合平均の本塁打が昨年の1.02本から1.35と増加。昨年までスタンドインさせることが不可能だった打者にも本塁打が生まれているし、選手に聞いても「昨年とはボールが違う」という答えが返ってくる。ストライクゾーンが今年は厳しくなり、打者有利に見える面もあるが、それだけでここまで本塁打が増える理由にはならないだろう。
NPBは「ボールは変えていない」と言うが、それに対して疑問符が浮かんでしまう材料がそろっているのだ。選手も、ファンも疑心暗鬼に陥っているだけに、変えていないなら言葉だけでなく、きちっとしたものをしっかりと示すべきだろう。そうじゃなければ納得はできない。
そもそも・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン