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伊原春樹コラム

ドラフト会議で114人が指名。一瞬をムダにせず故郷の英雄に

 

今年は114人の選手が指名されたドラフト会議/写真=榎本郁也


 今年のドラフト会議が10月26日に開催された。注目の清宮幸太郎(早実)は巨人阪神ヤクルトソフトバンク楽天日本ハムロッテの7球団から1位指名され、抽選の末、日本ハムが引き当てた。メジャー移籍が確実視されている大谷翔平に代わって、北の大地に新たなスターが誕生することになる。日本ハムがどのような育成方針を貫いて、高校通算111本塁打のスラッガーを育てていくか楽しみだ。

 清宮から始まり、今年のドラフトでは支配下選手が82人、育成選手が32人、合わせて114人が指名された。おそらく、そのすべての選手の中に、それぞれのドラマがあるのだろう。ただ一つ言えることは、決して1人の力でプロへのキップをつかんだわけではないということだ。野球を始めたときからの指導者、友達、そして両親。多くの人々の助けや励ましがなければドラフト指名される選手にはなれなかったはずだ。そして、そういった人々はいつまでも、その選手のことを誇りに思うものである。

 ドラフト会議の前、私は石川県志賀町に住む知り合いに・・・

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伊原春樹の野球の真髄

伊原春樹の野球の真髄

座右の銘は野球道。野球評論家として存在感を放つ伊原春樹の連載コラム。

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