2本のアーチを浴び、サヨナラ負けを喫したDeNA・山崎。長距離砲に対し、内角を突く投球ができなかった/写真=佐藤博之
いずれも初球だった。8月12日、神宮球場で行われた
ヤクルト対DeNA。4対2と2点リードしたDeNAの
ラミレス監督は定石どおり9回裏、守護神の
山崎康晃をマウンドへ送った。首位・
巨人を追い上げるために2位・DeNAは確実に勝利を手にしたい。打席には四番・
バレンティン。しかし初球、山崎が投じた真ん中に入った
シュートをバレンティンは見逃さずとらえ、打球はバックスクリーン右へ一直線。24号ソロで球場の雰囲気を変えた。
続く
雄平の当たりは高くはずみ、投手への内野安打。ここで打席には若き主砲・
村上宗隆が入った。初球のツーシームは外角低めへのボール球だったが、村上は強烈なスイングですくい上げた。高々と舞い上がった打球はバックスクリーンへ吸い込まれる劇的な一撃。DeNAは守護神が役割を果たせず、5対4でサヨナラ負け。この日、
広島に勝利した巨人とのゲーム差は3に開いてしまった。
DeNAにとってはアッという間の悲劇だったが、解せなかったのは捕手の
嶺井博希がバレンティンに対して・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン