5月22日現在、22試合に投げ1勝2敗13H1S、防御率0.86の平良[写真=榎本郁也]
無心で、ガムシャラにプレーするのは言うほど簡単ではないとあらためて思う。5月17日、那覇で行われた
西武対
ソフトバンク。西武が1点リードで迎えた9回表、マウンドには
平良海馬が上がった。今季はセットアッパーを務めているが、セーブシチュエーションでのマウンド。ただ、平良は昨季、シーズン途中から
増田達至に代わりクローザーに転向。20セーブをマークしているから、最後を締める役割を担うのはまったく問題なかっただろう。
しかし、平良に本来のピッチングが見られない。ボールが暴れ、先頭の
デスパイネにはフルカウントからの7球目に投じたカットボールが内角高めに抜けて四球。続く
牧原大成は送りバントの構え。初球は高めの直球で犠打失敗のファウルとしたが、2球目はスライダーを内角低めにひっかけ死球を与えてしまう。これで無死一、二塁。たとえ犠打を決められても平良の力量なら後続を抑え込む可能性は高い。そんなに焦ることなくアウトカウントを稼げばいいのにと感じていた。
柳田悠岐に対しても・・・
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