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伊原春樹コラム

伊原春樹コラム「NPB通算200セーブをマークしたオリックス守護神 平野佳寿の大きな武器はテンポの良いピッチング」

 

6月2日のDeNA戦[横浜]でNPB通算200セーブを挙げた平野[写真=高原由佳]


 昨年のパ・リーグ覇者・オリックスがジワジワと上昇している。ケガなどで主力野手を欠き、打線が湿りがちで3・4月は15勝14敗、5月は9勝15敗と波に乗り切れないでいた。しかし、6月に入ると5連勝。3日の広島戦(マツダ広島)から吉田正尚が復帰、シーズン序盤から不振に苦しんでいた杉本裕太郎も調子を取り戻し、野手の陣容が整ってきたことが大きいだろう。

 そんな中で、2日のDeNA戦(横浜)で大記録を達成したのが38歳のベテラン右腕・平野佳寿だ。3対1と2点リードの9回、マウンドに上がった平野。先頭の蝦名達夫を空振り三振に仕留めると、続く宮崎敏郎を一ゴロ。最後は牧秀悟をカウント1-2からフォークで空振り三振に斬って取りゲームセット。二番からの上位打線を危なげなく三者凡退でチームに勝利を呼び込んだ。平野は今季15セーブ目を挙げたが、これがNPB通算200セーブ。史上7人目の大記録だが・・・

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伊原春樹の野球の真髄

伊原春樹の野球の真髄

座右の銘は野球道。野球評論家として存在感を放つ伊原春樹の連載コラム。

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