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伊原春樹コラム

新型コロナ禍によるソフトバンク一軍活動停止明けの一戦。甲斐拓也の“代役捕手”光った海野隆司の働き

 

好リードを見せた海野[左はモイネロ。写真=高塩隆]


 新型コロナウイルス陽性者が相次ぎ、一軍活動が停止となっていたソフトバンク。6月29日のロッテ戦(PayPayドーム)、7月1日の西武戦(ベルーナ)が中止に。一軍選手8人を含む関係者18人が陽性となり、苦しい状況になったが、2日から試合が再開された。5連勝で首位・ソフトバンクに2.5ゲーム差に迫ってきていた西武との一戦。ソフトバンクの苦戦が予想されたが、最後に意地を見せた。

 8回裏、ソフトバンクは四番手の又吉克樹源田壮亮に勝ち越しソロを浴びて1対2。ベンチに重苦しい雰囲気が流れたが、ソフトバンクナインはあきらめない。9回表、この試合前まで28試合に投げて失点わずか1と絶対的守護神として君臨していた西武の増田達至に対して、先頭の牧原大成が内角高めのスライダーを巧みに左前に運び出塁。続く柳田悠岐は甘いストレートを中前にはじき返す。柳町達が送って、一死二、三塁。今宮健太はスライダーに詰まり投ゴロとなって、二死二、三塁に。この土壇場で中村晃が高めのスライダーを中前に運んで、ソフトバンクが逆転。9回裏はモイネロが・・・

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伊原春樹の野球の真髄

伊原春樹の野球の真髄

座右の銘は野球道。野球評論家として存在感を放つ伊原春樹の連載コラム。

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