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伊原春樹コラム

伊原春樹コラム「夏場は“投高打低”から“打高投低”に!? 夏場に順位を押し上げる12球団でカギを握る打者」

 

阪神は佐藤輝が勝負強さを発揮すればヤクルトを慌てさせることができる[写真=佐藤真一]


 ペナントレースも後半戦に突入した。優勝、そしてクライマックスシリーズ進出に向けて戦いは激しさを増していく。暑さも厳しくなり、どうしても投手の消耗度は高くなる。投高打低の傾向も変わる可能性があるだろう。疲労がたまる投手陣から、攻撃陣がどれだけ得点を奪っていくかが勝敗を左右するカギとなるはずだ。そこで各球団、これからの戦いでチームを押し上げるために奮起してほしい打者を挙げていこう。

 まず、セ1位のヤクルトでは山田哲人だ。8月1日現在(以下同)、打率.255は物足りない。まだ30歳と老け込む年齢ではない。四番の村上宗隆が目立つばかりではダメだ。三番の山田が数字を上げればヤクルトの連覇は揺るぎないものとなる。

 セ2位の阪神は四番・佐藤輝明だ。得点圏打率.225は低過ぎる。三振もリーグ最多の93と相変わらず多い。阪神は投手陣が抜群。佐藤輝が勝負強さを発揮しなければヤクルトを追い詰められない。広島をセ3位から押し上げるには秋山翔吾が必要不可欠だ。7月8日から一軍の試合に出始め、対戦経験の少ない投手と相対して難しい面はあるが、秋山の打撃センスなら問題ない。秋山の成績とチーム順位は直結するはずだ。

 セ4位のDeNAは来日5年目のネフタリ・ソトに・・・

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伊原春樹の野球の真髄

伊原春樹の野球の真髄

座右の銘は野球道。野球評論家として存在感を放つ伊原春樹の連載コラム。

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