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伊原春樹コラム

伊原春樹コラム「今季開花した2年目以降の選手たち。入江大生、湯浅京己、高橋宏斗……高いポテンシャルを誇る男たち」

 

高卒2年目の今季、ポテンシャルの高さを見せつけている高橋宏[写真=松村真行]


 今季加入した新人、新外国人で年間通して確固たる一軍戦力となっている選手は少ないように感じる。新人では巨人大勢ロッテ松川虎生日本ハム北山亘基くらいか。新外国人で巨人・ポランコが18本塁打を放っているが、打率は.245(8月21日現在、以下同)。2億5000万円の年俸を考えれば、割に合わない。ポランコより格安年俸で打率.272、19本塁打の巨人・ウォーカー、打率.282、13本塁打の広島マクブルームにはかろうじて合格点を与えられるくらいか。

 その代わり、今季はプロで何年か経験を積んで能力が開花して、チームの主力へと上り詰めた選手がいる。まず8月は14勝2敗と勝ち進み、首位・ヤクルトに4ゲーム差と迫っているDeNAだ。躍進の要因は投手陣の安定だと思うが、中でも昨季のドラフト1位右腕・入江大生がリリーフとして進化したことが大きい。昨季はローテーション入りを果たしたが、4試合の登板で4敗を喫して二軍降格。8月に右ヒジを手術し、リハビリで1年目を終えた。今季は・・・

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伊原春樹の野球の真髄

伊原春樹の野球の真髄

座右の銘は野球道。野球評論家として存在感を放つ伊原春樹の連載コラム。

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