このオフ、オリックスの吉田正尚、ソフトバンクの千賀滉大がポスティングシステム、海外FAを利用してメジャー・リーグへの移籍を決めた。阪神の藤浪晋太郎もポスティングシステムでのメジャー移籍を目指している。さらに西武では高橋光成がメジャー挑戦の意志を表明し、オリックスの山本由伸、DeNAの今永昇太、日本ハムの上沢直之らトップ選手も近い将来に海を渡りたい願望を隠さない。再び、日本球界からメジャーへ流出する選手が多くなりそうな傾向にある。選手の本能として、高いレベルの場に身を置いてみたい気持ちは分かる。さらに、メジャーは年俸もケタ違いだ。この流れは止まらないだろう。

　私もアメリカ球界を経験したことがある。1971年に西鉄入団から3年目のことだ。72年オフに西鉄が・・・