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伊原春樹コラム

伊原春樹コラム「目についたキャンプトピックス。西武の“短縮キャンプ”は全面支持。巨人の早朝打撃練習で数にこだわるのは疑問」

 

松井新監督が率いる西武。今年のキャンプは2月6日スタートだった[写真=桜井ひとし]


 今年のキャンプで異例のスタートとなったのが西武だ。3月にWBCが開催される影響で今年は開幕が昨年より1週間遅れる。それに合わせ、キャンプインも通常の2月1日ではなく6日に。選手たちは4日まで埼玉県所沢市の球団施設で自主トレに励み、宮崎県日南市のキャンプ地へ乗り込んでいった。打ち上げが23日だからキャンプ期間は18日間になる。これは12球団の中で最も短い。

 だが、そんなに悪いことではないだろう。短い時間で集中的に練習するのは西武の伝統でもある。1980年代中盤から90年代初めの森祗晶監督時代、その後の東尾修監督時代、実は西武のコーチだった私がキャンプのスケジュールを考えていた。もともと意味もなく全体練習に長い時間を費やすのは疑問に思っていた。だから、全体練習を短めにし、そのほかは個人練習の時間に充てるようにスケジュールを組んでいた。もちろん、2002、03年と私が監督を務めたときも同様だ。

 松井稼頭央監督は“時短キャンプ”だった西武で現役時代を過ごしている・・・

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伊原春樹の野球の真髄

伊原春樹の野球の真髄

座右の銘は野球道。野球評論家として存在感を放つ伊原春樹の連載コラム。

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