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伊原春樹コラム

伊原春樹コラム「球団の伝統は薄れてきてしまっているのか。長髪でマウンドに立つ今井達也スポーツマンらしい姿で快投を」

 

長髪をなびかせてボールを投げ込む今井だが……[写真=高塩隆]


 ストライクゾーンで勝負するピッチングがさえ渡った。5月9日の西武戦(ベルーナ)で先発したロッテ種市篤暉だ。2017年、八戸工大一高からドラフト6位で入団。高卒3年目の19年に8勝をマークし、日本人最多の23イニング連続奪三振を記録するなどの剛腕ぶりで注目を集めた。しかし、20年に右肘痛でトミー・ジョン手術。リハビリ生活に入って21年はマウンドに上がることがなかった。

 昨年8月11日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で740日ぶりに一軍のマウンドに復帰し、今年は開幕2戦目の先発を託された。この試合では7回2失点で3勝目をマーク。力強いストレートにキレのあるフォークを交える。同日時点でリーグ2位の43三振を奪い、奪三振率は11.85をマーク。テンポも良く見ていて楽しい投手だ。

 しかし、今回の本題は種市ではない。彼と投げ合った西武先発の今井達也だ。初回・・・

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伊原春樹の野球の真髄

伊原春樹の野球の真髄

座右の銘は野球道。野球評論家として存在感を放つ伊原春樹の連載コラム。

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