週刊ベースボールONLINE

伊原春樹コラム

伊原春樹コラム「見応えのある夏の甲子園のタイブレーク。先頭に犠打か、強攻か。色濃く出る攻守のせめぎ合い」

 

初戦でタイブレークの末、延長12回にサヨナラ勝利をつかんだ鳥栖工[写真=田中慎一郎]


 現在は夏の甲子園の真っ最中だが、見どころの一つとなっているのが試合の早期決着を図るタイブレークだ。9回を終えて同点の場合、延長10回から無死一、二塁でスタート。この攻防が結構、面白いのだ。

 8月6日、開幕試合の上田西(長野)対土浦日大(茨城)からいきなりタイブレークとなった。延長10回表、土浦日大は定石どおり犠打を試みたが、一邪飛で一死。しかし、上田西の投手は続く打者に暴投で二、三塁となり、期せずして送った形となってしまう。さらに四球で満塁となり適時打が飛び出し、土浦日大が1点を勝ち越し。その後、二死満塁から3連続適時打などで、この回一挙6点を奪った。こうなると、上田西は裏の攻撃で先頭から強攻するしかない。結局・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

伊原春樹の野球の真髄

伊原春樹の野球の真髄

座右の銘は野球道。野球評論家として存在感を放つ伊原春樹の連載コラム。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング