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伊原春樹コラム

伊原春樹コラム「サードに転向した巨人・坂本勇人。目指すは通算3000安打、そして張本勲さん超えだ!」

 

サードの守備に就く坂本。プロ17年目でのコンバートだった[写真=川口洋邦]


 私が巨人ヘッドコーチを務めていた2008年のことだ。開幕を控えたある日、原辰徳監督と開幕スタメンに関して話し合いを行っていた。当時、木村拓也ルイス・ゴンザレスはいたが、セカンドのレギュラーは決まっていなかった。すると原監督はいきなり「セカンドは坂本でいきましょう」と切り出した。坂本とは、高卒2年目の坂本勇人のことだ。しかし、私は焦った。開幕一軍に残った勇人だったが、セカンドでノックすら受けたことがなかったからだ。

 本職はショートの勇人だが、セカンドは付け焼刃でこなせるポジションではない。ましてや前年、一軍試合出場はわずか4試合。経験も少ない。ゲッツーの際、ランナーからスライディングを受けてケガをする可能性もある。「いや、待ってください。危険ですよ」と反対意見を述べたが・・・

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伊原春樹の野球の真髄

伊原春樹の野球の真髄

座右の銘は野球道。野球評論家として存在感を放つ伊原春樹の連載コラム。

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