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伊原春樹コラム「優勝の望みが限りなく薄くなった日本ハム 最後の最後に隙を見せてサプライズ起用も裏目に」

 

9月18日のソフトバンク戦[みずほPayPay]、8回一死満塁で登板した田中は押し出し四球で勝ち越し点を与えてしまった[写真=湯浅芳昭]


 パ・リーグ優勝争いの行方も、ほぼ決したと言っていいだろう。9月20日現在、ソフトバンクの優勝マジックは7。2年連続で小久保裕紀監督が胴上げされるのは時間の問題だ。

 ソフトバンクに食らいついていた日本ハムは最後の最後で隙を見せてしまった。9月13日からエスコンFで西武相手に3連勝。ソフトバンクとは2.5ゲーム差と、まだ優勝への望みをつないでいる状態だった。しかし、17日の楽天戦(楽天モバイル)。細心の注意を払うことができずに勝利を逃してしまった。

 まずは1対0と日本ハムのリードで迎えた3回裏だ。先発の伊藤大海は先頭の小郷裕哉に四球。続く太田光は1、2球目に犠打を試みるも連続でファウルと走者を進められない。だが、私はこの2球を見て・・・

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伊原春樹の野球の真髄

伊原春樹の野球の真髄

座右の銘は野球道。野球評論家として存在感を放つ伊原春樹の連載コラム。

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