週刊ベースボールONLINE

伊原春樹コラム

伊原春樹コラム「新たにヤクルトを率いる池山隆寛監督 最下位からの脱出に向けてフロントの役割も重要」

 

来季からヤクルトの指揮を執る池山監督。チームを立て直すことができるか[写真=兼村竜介]


 今季は57勝79敗7分け、勝率.419で最下位に沈んだヤクルト。低迷の責任を取って高津臣吾監督が6年間の監督生活に別れを告げ、来季からは池山隆寛新監督がチームを率いることになった。

 池山監督と言えば若手のころは“ブンブン丸”の異名を取る長距離砲として鳴らした。私が実際にそのプレーをじっくりと見たのは1992年、93年に行われた日本シリーズだ。私は西武にコーチとして在籍していたが、野村克也監督率いるヤクルトと対戦。そこには進化を遂げた池山監督の姿があった。まず感心したのはフルスイング。とにかくバットを思い切り振る。しかも強くバットを振りながらも、しっかりと投球に対してコンタクトできていた。

 やはり、野村監督との出会いが大きかったのだろう。84年、市尼崎高からドラフト2位でヤクルトに入団した池山監督。プロ4年目から6年目は関根潤三監督の下でノビノビとプレーした。結果的に本塁打は13、31、34本と着実に増やしていったが、確実性が低かった。それが・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

伊原春樹の野球の真髄

伊原春樹の野球の真髄

座右の銘は野球道。野球評論家として存在感を放つ伊原春樹の連載コラム。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング