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梨田昌孝コラム

第2回 過剰に制球を意識して甘く入ったフォーク

 

 今回は4月18日の日本ハムロッテ(札幌ドーム)から取り上げたいと思います。日本ハムは2回に2点を先制され、バッテリー(木佐貫洋投手-鶴岡慎也捕手)は3回にも一死一、二塁のピンチで福浦和也選手を迎えました。

 1球目は外角低めのツーシームで空振りを奪い、2球目はワンバウンドのフォークボールがボールになり、カウントは1-1になりました。3球目は外角低め、1球目より厳しいところに決まって見逃しストライク。カウント球が素晴らしい球だったので、決め球は難しくなります。4球目、再び外角低めのツーシームでしたが、これが完全なボール球になり、平行カウントになりました。

 前打者の井口資仁選手には四球を与えています。投手心理としては・・・

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梨田昌孝の戦術眼2013

梨田昌孝の戦術眼2013

2球団の監督として優勝経験を持つ名将・梨田昌孝の試合回顧コラム。

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