今回は7月27日の阪神対DeNA(甲子園)から阪神バッテリー(能見篤史投手-藤井彰人捕手)の配球にスポットを当てたいと思います。

　能見投手は5回まで一人の走者も許さない、パーフェクトな投球を続けていました。しかし、1対0で迎えた6回、先頭打者の新人・宮崎敏郎選手に許した初めての安打から突如、崩れる結果となりました。

　宮崎選手には初球、外角高めのチェンジアップ、2球目は内角直球でいずれも見逃しストライクを奪いました。阪神バッテリーは前打席で宮崎選手を外角のチェンジアップ2球で、あっさりと三ゴロに仕留めていました。この場面、3球勝負でも打たれることはないと高をくくったところがあったのは否定できません。

　3球目、藤井彰捕手が構えたのは内角、ここに直球を求めました。能見投手は要求通りに投げ込みましたが・・・