今回は9月7日の
阪神対
巨人(甲子園)から取り上げたいと思います。阪神が1点をリードして迎えた4回裏の守りでした。
藤浪晋太郎投手は先頭の
阿部慎之助選手に死球を与えました。右投手が左打者に対してああいう形で直球を引っ掛けるケースは珍しいなと思いました。しかも阿部選手は巨人で代わりがいない選手です。
藤井彰人捕手を含めた阪神バッテリーには、少なからず申し訳ないという気持ちがあったと思います。
それが次打者の
村田修一選手の配球に端的に表れました。1球目は外角低めのカットボール(空振り)。2球目も外角直球(ボール)、3球目も真ん中のカットボール(ファウル)と阪神バッテリーは内角が攻めづらそうに映りました。
そして4球目。これもカットボールが甘くなりました。8月の月間MVPに輝くなど、打撃が絶好調の村田選手が見逃してくれるはずがありません。左翼へ、逆転2ランを浴びました。
以降も阪神バッテリーの配球は外角に偏りました。5回には
長野久義選手にも2ランを許し、藤浪投手は今季めっぽう強かった右打者に対して・・・
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