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中日・福敬登投手「5年目でやっと、都市対抗で投げられたんです」

 

今週のテーマ「都市対抗の思い出」

 いまだに、東京ドームに来ると「また投げられないんじゃないか」と思うんですよ。プロで、しかも一軍で投げさせてもらったのに、ですよ。神戸西高からJR九州へ進みました。プロに入るぐらいの選手なら、1年目から都市対抗で投げなきゃいけないと思っていました。1イニングでもいい。でも、メンバー入りすらできませんでした。社会人5年目でやっと、都市対抗で投げられたんです。

 4年目までは悔しくて仕方がなかった。高卒の後輩が都市対抗デビューするのを見て、うらやましかった。歯ぎしりする思いで見ていました。打たれた悔しさよりも、投げたいのに投げられなかった舞台。もっと練習しなきゃ、という思いを強くするのが都市対抗です。
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