プロ野球12球団の選手や監督・コーチに、毎週決まったお題について自由に語ってもらうコーナー。今週のお題は「思い出の初○○」です。 巨人・澤村拓一投手
1年目の2011年、4月21日に甲子園で挙げたプロ初勝利(
阪神戦、7回1失点)は、感慨深いものがありました。高校(栃木・佐野日大高)3年間、甲子園を目指して、毎日練習して、それでも一度も出ることができなかった。高校球児にとっての“聖地”のマウンドに、プロに入ってやっと立つことができた。あのときの感動は、今も忘れないです。
高校で甲子園に出場できなかったら、プロ以外で甲子園球場でプレーすることなんて、ないじゃないですか。だから、初めて甲子園のマウンドに立てたときは「佐野日大の仲間の分まで」と気持ちを込めて投げました。当時のウイニングボールは両親に送りました。今でも大事に実家に飾っています。
写真=BBM