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本誌編集長コラム

大きな期待を抱かせる逸材

 

 球界の掉尾を飾るNPB AWARDS 2014が11月26日、東京都内のホテルで開催された。午後12時半からはまずファームの表彰式が行われたが、小社選定のビッグホープ賞も発表。

 同賞は将来有望なファーム選手を表彰するものだが、過去にはイチロー(当時オリックス)も受賞している。今年はイースタンからは関根大気外野手(DeNA)、ウエスタンからは岸本淳希投手(中日)を選出。壇上で盾と賞金を手渡したが、両者とも力強い眼差しが非常に印象に残った。

 関根は高卒1年目の今シーズン、イースタンで101試合に出場して打率.271、6本塁打、32打点をマーク。10月4日の巨人戦(東京ドーム)で一軍デビューも果たし、マルチ安打を決めた。中畑清監督も期待している逸材だ。

 岸本も育成選手ながら高卒1年目からファームで21試合に登板し、3勝1敗6セーブ、防御率0.77。投げっぷりが素晴らしく、スライダーが武器の右腕だ。谷繁元信兼任監督からの評価も高く、近い将来には支配下登録もされるだろう。

 賞の名称どおり「大きな希望」を抱かせる2選手。来年、どれくらい飛躍を果たすか、注目してもらいたい。
野球の風

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週刊ベースボール編集長の編集後記。球界の動きや選手に対して編集長が思いをつづる。

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