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巨人・原、オリックス・森脇両監督が来季も続投の新聞報道。しかし、眉にツバをつけないといけないのが監督人事だ

 

今年で契約が切れる巨人・原監督だが、渡邉会長が早くも続投を明言した/写真=川口洋邦


 巨人・原辰徳監督の“続投”をオールスター直前に巨人・渡邉恒雄会長が明言した。一方で、オリックス森脇浩司監督が来季も指揮を執ることが確実になったとスポーツ紙が報じた。

 巨人は前半戦を終えて貯金18の首位。オリックスは最下位ターンとなったが、首位・楽天に7.5ゲーム差。残り62試合もあるのだから、あきらめる数字ではない。それに森脇監督は2年契約。まあ、2監督の続投報道には、それなりの根拠はあるのだ(渡邉会長の発言は、一歩進んで仮契約みたいなものか)。

 しかしである。プロ野球の世界において、監督人事ほど、眉にしっかりとツバをつけておかないと、ひっくり返ってビックリ、ガックリとなる人事もまたとないのである。

 原監督自身、最初の監督時に煮え湯を飲まされている。02年、就任1年目に日本一になったにもかかわらず、03年、3位に沈むと「読売内の人事異動」(渡邉氏)と、堀内恒夫氏に取って代わられてしまった。原監督の「自己主張」が球団首脳とぶつかったというウワサもあった。オリックスでは、昨年のシーズン中、岡田彰布監督が球場に現れたら突然解雇を通告されたのが記憶に新しい。

 この世界、優勝したって“クビ”を通告されてしまうのだから・・・

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岡江昇三郎のWEEKLY COLUMN

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プロ野球観戦歴44年のベースボールライター・岡江昇三郎の連載コラム。

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