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新ポスティングシステムは、なるほど「移籍金付きのFA」だ。
最短9年の海外FA権取得は死文化?今後3年は激動の予感

 

契約更改の席上、来オフのメジャー挑戦を訴えた前田健。果たして、再来年はどこのユニフォームを着ているのだろうか/写真=湯浅芳昭


 マー君(楽天田中将大投手)に続いて、マエケン(広島前田健太投手)にも、ポスティングシステムを利用してのメジャー移籍の可能性が出てきた。本人ももちろんだが、球団も本人に劣らず乗り気のようだ。報道によると、鈴木清明球団本部長は、12月10日の、前田健との契約更改交渉を終えると、「20億円は球団としては大きい額ということは話した」と語っている。

 20億円とは、もちろん、17日に日米間で発効した新ポスティングシステムの移籍金の上限。楽天は、この額にはまだ不満を残しているようだが、選手の能力が抜群なら青天井のように言われてきた移籍金の上限が定められたら、かえってポスティングの動きが活発になるような気がするのだ。

 メジャーの球団が手を挙げやすくなるのはもちろんだが・・・

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岡江昇三郎のWEEKLY COLUMN

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プロ野球観戦歴44年のベースボールライター・岡江昇三郎の連載コラム。

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