先々週発売の5月12日号は
広島の大特集だったが、それから2週間、広島の勢いはまだ止まらない。5月12日号の表紙には「コイの季節!!」の大見出しが躍っていた。
この見出し、若い読者はどんな意味合いで受け止めたのだろうか。
古葉竹識監督のもとで、75年に初優勝してから、80年代半ばまではカープ全盛時代。91年、
山本浩二監督のもとでの“最後の優勝”以降は低迷の20年。この間、実に40年!若い読者は、40年以上前の広島が、好スタートを切るのだが、鯉のぼりがはためく5月になると、急に失速、ここからいつもの指定席のBクラスに座りっ放しになる――これがカープのパターンだったことはもう知らないのではないか。
そういうワケで、実際のカープは「コイの季節“まで”」のチームだった。もちろんカープと鯉のぼりをひっかけたシャレでもある。しかし、その昔は、毎度毎度のコイの季節の失恋失速に「シャレにもならん」とカープファンは怒り、悔しがったものだ。
そのチームが強くなったのは、ドラフト作戦が成功したからである・・・
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