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淡口憲治さんのひと言でハッと気付いた。大谷翔平は打者一本でやるべきだ、と。日本ハムを引っ張ってくれるチームリーダーはやはり打者だ

 

 先日、久しぶりに巨人、近鉄で外野手として活躍した淡口憲治さんと長時間話す機会があった。話が、日本ハム大谷翔平のことに及ぶと、日本ハムでコーチの経験もある淡口さんは「絶対にバッターで行くべきです」と断言した。

 筆者は「たしかに打撃センスは素晴らしいが、左へ流す楽な打撃になっていませんか」と不満を言ったのだが、淡口氏は「あれは、左にしか行かないんです」とこれまた断言した。

「彼は、まだ打者用の腕力(うでぢから)がついていない。だから苦しくなって左腕をはなすような格好になってしまい、引っ張れないのです。それでも、あの成績。打者の体になったら2000本安打は楽に打てます。二刀流? もちろんダメです。打者一本です」

▲大谷は打者の体になれば、素晴らしい打撃を見せてくれるはずと淡口さんは言う[写真=早浪章弘]



 二刀流に大反対であることはここで何度も書いてきたが、筆者は投手一本で行くべきだと思っている。最終的にメジャーに行きたいのなら、投手がはるかに有利だからだ。だから、二刀流に反対する人たちのほとんどは投手一本論者だった。そこへ淡口さんの打者一本論。ウ〜ン・・・

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岡江昇三郎のWEEKLY COLUMN

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プロ野球観戦歴44年のベースボールライター・岡江昇三郎の連載コラム。

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