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小は大を兼ねる!?メジャーに165センチの首位打者誕生か。日本では160センチ台の大選手、名選手は当たり前。163センチの弘田澄男の腕っぷし

 

 アストロズにベネズエラ出身のホセ・アルトゥーベという内野手がいるが、彼の身長は165センチ。もちろんメジャーでは一番小さい選手。そのアルトゥーベがア・リーグの首位打者争いの主役になっている。8月4日現在、打率.339で首位。200本安打は単なる通過点と思わせるほどの勢いだ。アメリカン・リーグがスタートした1901年以後のメジャーでは160センチ台のリーディング・ヒッターは皆無だというから、アルトゥーベがタイトルを獲れば、2大リーグとなってから初の快挙ということになる。

 日本では昔から160センチ台のレギュラーは、別に珍しい存在ではなく、50年代前半までは、160センチ台が普通だった。現在のプロ野球でも168センチの松本哲也(巨人)、169センチの美馬学(楽天)、平野恵一(オリックス)らが活躍している。

 45歳でプロ初勝利を挙げた(47年)浜崎真二(阪急)は、156センチ。吉田義男氏(元阪神監督)が、よく「私が唯一、上から見おろせる人」と言って笑うのだが、ヨッさんは167センチ。阪神に入団した当時(53年)は、それほど小さな選手ではなかった。53年のライバル巨人の正遊撃手、平井三郎は167センチ。50年代前半は160センチ台の後半なら普通サイズだったのだ。

 160センチ台の大選手といえば・・・

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岡江昇三郎のWEEKLY COLUMN

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プロ野球観戦歴44年のベースボールライター・岡江昇三郎の連載コラム。

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