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明治神宮野球大会の「大学の部」はマンネリ化していないか?センバツの神宮枠で「高校の部」が盛り上がっているのに

 

72年の第3回大会で慶、早、法を3連続完封した関大・山口高志。あのころは面白かったのだが…


 第45回明治神宮野球大会が11月14日に始まるが、高校の部で優勝したチームのある地区から「神宮大会枠」として選抜出場校が1つ増えるというやり方はとてもいいと思う。第33回(2002年)から続いているものだが、これは神宮大会に野球ファンの関心を集めるための作戦としては、上々のもので、どこのだれの発案かしらないが、まさにグッドアイデアだった。

 一方、大学の部の方は、「秋の日本一決定戦」として定着はしているのだが、どうもいまひとつ盛り上がらない。筆者が勝手にそう感じているだけなのかもしれないが、日の暮れが早く、ファンは熱燗やカップめんが手放せない時期の開催なのだから、寒さを忘れさせる面白い大会にしてほしいのである。

 今年の出場校数は11校。6月の全日本大学野球選手権大会は、26校。神宮大会が、全日本選手権の4割のスケールというのは、ちょっと寂しいと思うのだが……。大会の精神、性質が異なると言われれば、それまでなのだが、もう少し出場校数が増やせないものか・・・

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岡江昇三郎のWEEKLY COLUMN

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プロ野球観戦歴44年のベースボールライター・岡江昇三郎の連載コラム。

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